歯の病気
約8割が『歯周病』
実は、ワンちゃんやネコちゃんは人間と比べると『虫歯』がとても少ないんです。
約8割が【歯周病】になっている?!
逆に【歯周病(ししゅうびょう)】がとても多く、一般的に飼われているワンちゃん・ネコちゃんのおよそ8割が【歯周病】になっていると言われています。
『以前より口臭がひどくなってきた』『歯茎の色がおかしい』など、飼い主様が気になった場合はできるだけ早めにご相談下さい。
歯周病の原因は?
【歯垢(しこう)】は、食べ物のカスと細菌がくっついて歯の周囲にたまります。
放っておくと、唾液中のカルシウムが沈着して【歯石(しせき)】になります。
読んで字の通り【歯石】は歯の周りに石のように硬く張り付くため、ワンちゃん用のガムや歯ブラシでは取れません。
(ワンちゃん用のガムは歯石などを付きにくくするためのものなんです!)
【歯垢】や【歯石】を放置していると、歯茎(歯肉)が腫れて出血しやすくなる【歯肉炎(しにくえん)】になってしまいます。
放っておくと恐い?!
【歯肉炎】が進行すると歯茎(歯肉)と歯の間のすきまが拡がり、そこにどんどん細菌が蓄積され増殖していきます。
さらには増えた細菌が毒素を出し、歯の土台となっている骨(歯槽骨)まで溶かしてしまいます。
歯の土台まで進入して蓄積された細菌は化膿(かのう)して膿(うみ)になります。
それらは徐々に歯茎や皮膚まで到達し、ついには顔に穴が開いてしまうんです。
検診・治療
初期の段階では《歯石除去》《投薬》で「少しずつ」改善していきます。
進行したものの場合は、麻酔をかけて全体的な《歯石除去》や《抜歯》が必要となります。
酷い状態になる前に、大人の歯になってからは1年に一回、7歳を越えたら1年に二回は【歯科検診】を受けましょう。
歯科検診
犬・猫 | (1回1頭/税込) | 1,100円 |
麻酔デント処置(歯石除去・抜歯)
犬 | (体重別/税込) | 27,500円~ |
猫 | (体重別/税込) | 25,300円~ |
注)動物の年齢や健康状態などによって処置方法や内容が違います。必ず事前にご相談下さい。
家庭での予防
歯や口の中の病気予防のためには家庭での「歯磨き」が効果的です!
- ペット用の歯ブラシにペット用の歯みがきペーストを付けて定期的に磨いてあげる。
- またはデンタルシートや歯みがき用手袋などの歯みがきペーストを付けて磨いてあげる。
- 綿棒に歯みがきペーストを付けて、歯と歯茎の境目についた歯垢を取り除いてあげる。
受付にて販売中
- ペット用歯みがきペースト
- 歯みがき用手袋 etc.
ご購入いただいた飼い主様のご希望があれば【歯みがきのコツ】をアドバイス
※ペット用歯みがきペーストは口に入れるものですので、誤使用のないよう十分注意して下さい。