CONTENTS

1.犬猫の熱中症とは

2.犬猫の体温

3.“○○だから大丈夫”はない

4.主な症状と注意点

5.熱中症対策

犬猫の熱中症とは

人間の熱中症とほぼ仕組みは同じで、体温が平常より高く(40℃以上に)なり、なかなか体温が下がらず、血管や脳などに様々な障害を及ぼす症状です。
さくらペットクリニック|動物病院|鹿児島市|鹿児島県

  • 血圧の低下→ふらふらする、脈が速くなるが弱くもなるので心臓に負担がかかる。
  • 脱水症状→ふらふらする、嘔吐・下痢、手足の痙攣、普通の水を飲んでも回復しない場合もある。
  • 脳の温度上昇→反応が鈍くなったり動けなくなることが多い。臓器の機能障害を引き起こす。

熱中症はほんの少しの時間で急激に状態が悪化します対応が遅れると最悪の場合、命を落としてしまうこともあります。

人間は汗をかくことによって体温調整をすることもできますが、犬や猫は足の裏でしか汗をかけません。あとは口を開けて”ハァハァ”と呼吸で補おうとします。

ただでさえ犬や猫は身体の大部分を毛に覆われており、熱を身体に溜めやすく体格も人間より小さいため、症状の悪化するスピードが何倍も速くなります。

中でも次に挙げるケースでは特に注意して下さい。

  1. 子犬・子猫(1歳未満)
  2. 老犬・老猫(6歳以上)
  3. 心臓・呼吸器が弱い犬猫
  4. 介助・介護が必要な犬猫
  5. 太ってる・肥満気味の犬猫
  6. 屋外飼育の犬・外に出る事が多い猫

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犬猫の体温

犬や猫の平常時の体温は[平均:38~39℃]です。人間より普段から2~3℃高めになっています。

人によっては、手で犬猫の体温を確かめると「熱があるんじゃないの?」と思うことがあるかもしれませんが、必ずしも熱があるとは限らないため、他に熱中症の症状が出ていないか観察して下さい。

少しでも気になることがあったら、早めに動物病院へ連れて行きましょう。

※当院では、診察を伴わない電話口だけでの診断にはお応えできません。予めご了承下さい。

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“○○だから大丈夫”はない

“夜はすずしいから”

暑かった日中から夕方にかけてはそれほど大きな変化が無くても、気温が下がった夜になって症状が表れる(異変に気付く)ことがあります。

この時期は夜でも雨の日でも関係なく、常に“犬や猫の生活スペースの温度管理”“体調管理”に十分な配慮をしなければなりません。

“いつも元気だから”

熱中症は「今まで病気になったことが無いから」とか「いつも元気だから」など、全く関係なく発症してしまう症状です。

私たち人間の勝手な感覚で安易な判断をせず、温度計設置水分補給方法を工夫するなど、この時期は必ず『熱中症対策』をしましょう。

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主な症状と注意点

初期症状(犬・猫)

  • いつもより口を開けたままで息苦しそうに呼吸をしたり、よだれを大量に出す。
  • 暑かった日の夕方から夜にかけて嘔吐(おうと)や下痢(げり)をする。
  • いつもより動きが鈍くなり、立ち上がれなくなったり、ふらふら歩いたりする。

注)同じような症状でも熱中症ではない場合もあります。詳しくはお近くの動物病院で。

危険な状態(犬・猫)

  • 呼吸はしているが、横になったり伏せたまま動こうとせず、触ったり呼びかけても反応が無い
  • 手足や腰などに震えが出ていたり、全身や手足の大きな痙攣(けいれん)が起こる。
  • 吐血・血便・血尿などの出血症状が起こる。また、目に充血が出たり舌の色が紫色に変色している。

注)同じような症状でも熱中症ではない場合もあります。詳しくはお近くの動物病院で。

特に注意が必要な種類

  • 短頭種の犬(シーズー・パグ・ブルドッグ・ボストンテリア・ペキニーズ)
  • 短頭種の猫(ペルシャ)

毎日の心得

  1. 気温が25度を長時間超える日を天気予報で把握し、冷房・給水などを忘れずに準備。
  2. 気温が高い時間帯の屋外散歩や車内放置、冷房無しの閉め切った室内に長時間放置は絶対にしない。
  3. 人間が暑いと感じる感覚と犬や猫の温度感覚は、かなり違うんだという認識を持つ。
  4. 留守にする場合でも、家にいる場合でも、温度管理・水の補給には常時注意する。
  5. とにかく様子がおかしいと思ったら、できるだけ早く動物病院に連れて行く。

熱中症の場合は【どれだけ早く対処するか】によってかなり状況が変わります。

症状が悪化してからでは手遅れになることもありますので、これからの時期は特に注意してください。

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熱中症対策

温度管理

冷房機器(エアコン・クーラー)だけの場合は、人間が涼しく感じる温度※(23℃~25℃)を目安に温度設定しておくのが良いでしょう。

設定を24・25℃に、または風量を弱にして扇風機などを同時に使い、涼しい空気を対流させたほうがより効果的です。

ちなみに、猫や高齢動物は寒いのが苦手な場合があります。あまり長時間、低温下で飼育しないように気をつけましょう。

冷房機器の長時間使用に際しては、直接冷気が当らないように、また、乾燥しすぎや火災などにも十分注意して下さい。

※温度設定の目安は、地域・気候・飼育状況・使用機器・動物の健康状態など、様々な条件により違いがあります。

飼育管理

長時間飼い主様が管理できない場合や、普段は屋外で飼っている場合などは、この時期に限り“ペットの預かり施設を利用する”方法もあります。

ペットの預かり施設というと「宿泊」のイメージがありますが、日中だけ一時的に(数時間)預かりのできる施設もあります。

当院では、朝7時から夜9時までの間での時間単位預かりのご予約も承っております。

大切なペットのために、この時期だけでも是非ご検討下さい。

水分補給

経口補水液

当院では熱中症対策の一つとして【PEハイドロテクト】という動物用経口補水液を取り扱っております。

この動物用経口補水液は別名「ハイポトニック飲料」とも呼ばれ、体液よりもやや低い浸透圧の飲料水のことです。

これにより胃腸からの吸収力が高くなり、普通の水より効率的に体内に吸収される性質を持っています。

PEハイドロテクト200ml|さくらペットクリニック|動物病院|鹿児島市|鹿児島県犬猫の場合、口から栄養分を補給するのが苦手な場合が多いため、かつお風味が入ったこの補水液だと大抵が好んで飲んでくれます。

暑い時期にご家庭で(保存・保管)できる熱中症対策としてオススメなアイテムの一つです!

詳しくは当院獣医師またはスタッフまで。

注)この商品は院内販売のみ可。(宅配不可)

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